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五頭山麓いこいの森キャンプ場レビュー:温泉と川遊びの魅力を徹底解説

皆さんこんにちは!

今回のキャンプは、新潟県へお邪魔しました。

このキャンプ場が位置する場所は、霊峰・五頭の麓「五頭連峰県立自然公園」に位置し、森と山に囲まれた自然豊かな場所。

そのため、多くの登山客がこの地を目指してやってきます。

 

また、五頭温泉郷としても有名で、温泉に恵まれ、多くの観光客が温泉目当てに訪れる場所でもあります。

ちなみに私事ですが、この地で結婚式を挙げたこともあり、とても思い出に残る場所であったり(^^♪

つまり「私にとって特別な場所」そんなエリアですね。

 

ということで今回は「五頭山麓いこいの森キャンプ場」の概要と体験について語っていきたいと思います。

項目 詳細
キャンプ期間 8/31~9/1   1泊2日(12:30まで延長)
目的 川遊び
人数 3名(俺、妻、娘)
キャンプ場利用料 2,000円(延長料金含む)
旅の総費用 約6,000円(キャンプ場、飲食、温泉、交通費)

 

いこいの森キャンプ場、最大の魅力

まず最初に、このキャンプ場の最大の魅力を、私の独断と偏見でお伝えします。

  1. 温泉が近くて便利
  2. 川が近く、川遊びに最適
  3. 森が豊かで、テント区画の干渉が少ない

 

「温泉が近くて便利」

これは、有名な温泉郷が近いといった利便性ですね。

特に共同浴場は、250~300円程度で入れる安さも魅力の一つ。

 

川が近く、川遊びに最適

テントサイトによっては川が近く、最適なサイトを選べば5秒で川へ辿りつきます。

なので、子供が川遊びをしていても、サイト近くで目を離さず見守ることができて安心だし、そもそも移動が楽です。

また上流に人家がないため水質も非常に綺麗で、気持ちよく川遊びができ、身も心もリフレッシュできます。

 

森が豊かで、テント区画の干渉が少ない

は、区画ごとに他のキャンパーと距離感があり、草木が自然なパーテーションとなっているため、干渉が少なく、静かに過ごしたい人達には最適。

ということで、次はキャンプ場の概要です。

 

五頭山麓いこいの森キャンプ場の概要

 

キャンプ場はとても広く、大部分が森林となっていて、日よけのタープがなくても快適に過ごせます。

サイトは、全て区画サイトになっていて、当日、番号で振られた区画を選択。

森サイト、芝サイトがあり、森サイトの地面は砂交じの土で、雨が降ると地面が緩み、ペグが抜けやすくなるため、長めのペグがあった方が安心できます。

サイトの設備環境

通信環境は良く、モバイル通信は全く問題なし!

AC電源はないため、モバイルバッテリーは持参してください。

以下、キャンプ場の設備環境を表にまとめました⇩

五頭山麓いこいの森

住所  新潟県阿賀野市畑江24
サイト環境 全て区画サイト、地面は芝、土、砂
通信環境 良い
AC電源 無し(ポータブル電源必須)
シャワー設備 なし
水場の環境 流し台は複数あり、広くて使いやすい。夜間の照明は暗く、ライト必須。
トイレの清潔感 駐車場と場内の2か所。駐車場のトイレはとても綺麗。
最寄り施設 コンビニ、日帰温泉あり(どちらも車で10分以内)
ペット OK(ただし、野放しにしない)
ゴミ捨て場 なし
PRポイント 自然豊かな森、清流で川遊び、温泉郷が近い、手持ち花火OK

水場の環境

水場の環境は良く、洗い場は広く、混雑しても流し台が複数があるため渋滞は起きにくい。
さらにモノを置くスペースもあり、洗い物や調理の仕込みもやりやすく便利です。

ただし、夜間は洗い場の照明が非常に暗いため、別途ライトを持参する必要があります。

トイレ環境

トイレは2か所あり、駐車場に付帯するトイレは清掃が行き届いていて、綺麗で清潔感があります。

⇧の写真が駐車場のトイレ。

⇩の写真が場内のトイレになります。

場内のトイレについては使用しおらず申し訳ないですがコメントは控えます。

見た目からして、駐車場のトイレが良さそうな感じはありますよね。

市街地へのアクセスの良さ

また、市街地から15分とアクセスの良さをもっており、道中で食材を買い込む必要もなく、温泉も近くにあるので安心快適。

この一帯は旅館や共同浴場といった施設が点在するが、有名処の温泉郷と比べ、人でごったがえすことがなく静かに過ごせるところも魅力の一つです。

 

最後にキャンプ場の利用料金について。

「五頭山麓いこいの森」利用料金

カテゴリー 内容
デイキャンプ 500円( 10:00~16:00)
テント宿泊 1張1,500円(10:30~翌9:30)
ソロ泊(ソロ用サイト) 1張1,000円(10:00~翌9:30)
延長 12:30まで500円、16:00まで1,000円
駐車場(繁忙期のみ) バイク:500円(1台1滞在)
普通車:1,000円 〃
大型車:2,000円 〃
営業期間 4月1日~11月末(2024年)

※2024年9月3月現在の情報 「五頭山麓いこいの森」「新潟観光ナビ」参照にて作成

 

ご覧のとおり、利用目的や人数、時季によって料金体系が変わるため、皆様の方で事前確認をお願いします。

とはいっても、人数ではなく1張単位の料金なので、かなりリーズナブルですよね。

ただ、何人までOKなのか分からないので、それも現地へ必ず確認してください。

 

実際のキャンプ体験

本日は家族で川遊びをしたく、いこいの森キャンプ場へやってまいりました!

駐車場へ到着後、初利用ならではの照れくささを感じつつ受付に向かう。

受付は駐車場奥に建物があり、駐車場の脇から伸びる石造りの階段を登って間もなく。

建物内部に入ると、受付の女性スタッフが対応し、場内の説明と、場内地図をみながらサイトを教えてもらう。

どうやら、サイトはすべて区分となっていて、どこにテントを張るか自分で選ぶようです。

 

とはいえ、サイトがどうなってるか分からないため、場内を下見し「ここだ!」って場所を見つける!

⇧の場所が私にとっての「ここだ!」の場所です。

サイト区分はとても広く、5人用のテントはおろか、8人用でも快適に過ごせそうです。

私の記憶が正しければ16番のサイトだったと思います。

なんといっても川が近く、テントから10秒、走れば5秒で到達可能な近さ!

ということで、場所が決まったら荷運びです。

受付の近くに荷運び用の一輪車があり、猛烈な汗を放ちながらせっせと運ぶ。

しかし、コインの裏表があるように、最適なサイトを選んだのは良いが、なにせ駐車場からけっこう遠い!

それを見かねてか、娘も荷運びに協力し、二人でせっせと運ぶ。

大量の汗と涙を流しながら、無事に荷運びも終了。

一息入れ、ここからさらに設置作業に進む。

そして完成!

ご覧のとおり、頭上は森林でおおわれていて、枝葉が真夏の強い日差しをシャットアウトしてくれる。

野晴らしのキャンプ場では焼かれてしまうが、このキャンプ場は全体が森林に覆われていて強烈な紫外線から身を守ってくれる。

そんなこんだで、娘も川に入りたくてウズウズしているので、水着に着替え川へ向かう。

水流は穏やかで水質も綺麗。

水深は比較的浅く、5歳児の娘も問題なく遊べる環境。

日が差すと水面から光が反射し、透き通る川と、浮かび上がる岩の造形がとても美しい。

娘は恐れることなくガツガツ下流へ向かって進行。

元クライマーの私の遺伝子を引き継いでいるのか、気が付けば護岸の壁面から突出している岩をつかみ、よじ登る。

落ちたらどうしようと思う気持ちと、クライミングに目覚めて欲しい気持ちが交錯し、ただただ見守る。

1時間ほど川遊びをしていると、湿った空気が風とともに流れ込み肌に触れる。

雨を予感したその直後、強烈な雨が頭上に降り注ぎ、雨粒が水面を打ち付ける。

急遽、テントに戻り雨宿り、本日の川遊びは終了。

ずぶ濡れになった水着を脱ぎ、着替えた後は温泉へ。

「出湯温泉共同浴場」

車で5分程度の場所にあり、ありがたいことに移動はとても楽チン。

向かった先は、出湯温泉共同浴場。

入浴料は「大人250円/小人150円」という破格の安さ。

ただ、アメニティーは一切なく、シャンプー、ボディーソープ、タオル、ドライヤーなどは各自持参する必要があります。

温泉を出た後は、キャンプ場へ戻り、夕飯作り。

私が夕飯を作っている間は、妻と娘が持参した手持ち花火を楽しむ。

 

キャンプ場で花火の使用が禁じられているところが多い中、このキャンプ場は手持ち花火はOKなので本当にありがたい!

さて、そうこうしているうちに夕飯が出来上がりました!

本日のメニューはカレーです!

本当は出来立てを写真に撮るはずだったけど、食い散らかしてから気づく・・・

絵面が悪くて申し訳ありません!

 

ということで、その後は子供を寝付かせ、夫婦でお酒を乾杯。

次第に眠気が襲い、気づくとテントの床で寝袋を蹴飛ばした状態で寝入っていた。

2日目

2日目は、昨日の悪天が幻だったかのように晴れ渡り、森と川に光がいき届く。

登山でも、過ぎ去った嵐の後に訪れる景色は、とても心地よく、希望に満ち溢れた光景だ。

朝の余韻にひたっていると、川遊びに訪れる子連れの家族が少しずつ姿を見せ始め、時間とともにその数はどんどん増えてくる。

浮き輪をかかえ、小走りに川へ歩み寄る子供達。

危ないとそれを制するお父さん。

楽しそうに無邪気に楽しむ大人もいれば、子供の遊びだからと退屈な表情を浮かべる大人達。

いろんな思惑を抱えながら、今日という日を過ごす。

果たして自分はどうなのか?

他人の家族をみつめながら、ふと自分のことを考えてみた。

そう自問自答しながら、今回のキャンプを終える。

 

近隣の温泉「出湯温泉共同浴場」

改めて、今回のキャンプでお邪魔した温泉について概要を記載します。

住所 新潟県阿賀野市出湯810-1
営業時間 6:00~20:00  定休日:無休
料金 大人250円/小人150円( 小学生以下 )

※2024年9月3日現在の情報「五頭温泉郷旅館協同組合」サイト参照にて作成

 

アメニティーの持参は必須

体験記でもお伝えしたうように、アメニティーは一切ないので、シャンプー、ボディーソープ、タオル、ドライヤー等は各自持参する必要があります。

浴槽は畳6畳くらいのスペースで、洗い場にはシャワーが2台ほど設置され、残り2台蛇口のみ。

そのため、人でごったがえすと取り合いになり大変な目にあいますが、土曜日の5時頃ににお邪魔した際は、混んでいる様子はありませんでした。

泉質は最高

共同浴場の源泉かけ流しということもあり、泉質はとても良い感じで、塩素臭は一切ありません。

透き通るお湯と湯口から流れる温泉の心地よい水流が肌にあたりリラックス。

 

ここだなぁ~と思った点について

次に、「ここだなぁ〜と思った点」についてお伝えします。

あくまでも私個人が感じた感想に過ぎませんので、評価は参考程度にお願いします。

  • 荷運びがけっこうしんどい
  • 夜はくらい暗い
  • トイレまで距離がある

荷運びがしんどい

については、体験記でも語ったように、けっこう疲れました。

距離があるだけでなく、凹凸のある森の中を一輪車を使って走らせるので、荷物が多い方は苦労すると思います。

とはいえ、駐車場から一番近いサイトを選べば、ある程度解消される問題なので、場所次第とも言えます。

 

夜はくらい暗い

恐らく、これもサイトによると思いますが、私のいた場所は非常に暗く、ライトがなければ足元さえ見えません。

最寄りの水場にも照明はあるものの、照度が低く、手元が十分に見える状況ではありませんでした。

ただし、全てのサイトを夜通し歩いたわけではなく、場所によっては明るいところもあるかもしれません。

 

トイレまで距離がある

トイレは駐車場と、場内に2箇所あり、上述した通り駐車場はサイトから遠く、場内のトイレも際に位置しているため、配置のバランスが良くありません。

あと、トイレまでの道中が暗い。

しかし、これもサイト選びによるので、トイレの近いサイトを選べば幾分か解消されます。

とりわけ、駐車場に近ければ荷運びも簡単で便利です。

 

こんな人たちにオススメのキャンプ場です!

 

最後に「こういう人たちに是非オススメしたい!」を話して終わりにしたいと思います。

  1. ごりごりのハードキャンパー向け
  2. ゆったり静かに過ごしたい
  3. 子供に自然体験を経験させたい

ごりごりのハードキャンパー向け

最後にキャンプ場の気になる点をいくつかお伝えし、その中で荷運びが辛い、夜は暗い、トイレが遠いとお伝えしました。

がしかし、私を含め「そんなの関係ねぇ~」です。

むしろ、大変で苦労する環境ってことは、楽を求めるキャンパーを排除し、キャンプリテラシーの高い人たちが集まるのではないかと思います。

あと、他のキャンプ場と違い、深い森の中にテントサイトがいくつも隠れています。

森の中にポツンと「え!こんなとこにあったの!」的な完全独立したサイトもあり、手慣れたソロキャンパーにも向いています。

ゆったり静かに過ごしたい

これも上述した内容と被るのですが、キャンプリテラシーの高い人たちが集まることで、平和に過ごすことができます。

あと、これは管理者側が意図してやっている可能性もあるのですが、あえて場内を暗くすることで、静かに過ごすよう働きかけ、結果、騒ぐ人たちを抑制しているのだと思います。

一寸先は闇の中で、狂ったように騒ぐ気持ちにはならんでしょうから。

あと、川が近いので、人の声も川のせせらぎでかき消す効果もあるので、人の気配を感じさないのも魅力。

子供に自然体験を経験させたい

このキャンプ場の売りはなんといっても自然の豊かさですね。

広く深い森のなかにキャンプ場があり、子供たちが自然と触れ合う環境としては最適です。

これは指定管理者の代表から聞いた話ですが、行き届いた整備をするのではなく、あえて手を加えないようにしているようです。

人間が手を加えてしまうことで、本来その地に芽生えるはずのない植物が根をはり、森の生態系を乱してしまうようです。

 

これを聞くと、このキャンプ場がなぜこのような設計になっているのか深く理解することができました。

皆様も、いこいの森キャンプ場の自然に触れてみてはいかがでしょうか(^^♪

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